共同生活でのルール

ご入居までの流れ

快適に済むためのルール エントランスホールはマンションの顔

マンションの玄関にあたるのがエントランス(入口)ホールです。 住まいの第一印象は、玄関で決まるといわれています。その意味でエントランスホールは、
マンション全体の「顔」として品格をひと目で伝えますから、常に清潔にしておきましょう。 各住戸の区分所有者が共有して利用する共用部分なので、他人に
迷惑をかけないように心掛け、エントランスホールに置いてあるテーブルやソファなどの備品類も大切に使いましょう。
また、災害時などに、非難の妨げにならないよう日頃から整理しておくことが大切です。 外来者の無断立入を防止するオートドアロックシステムは、最近では
より進化したシステムも開発されています。使用方法を誤ったり、乱暴に操作したりすると、故障や事故が発生し、大勢の人に迷惑をかけることになりますので
ご注意ください。

廊下・階段は重要な避難通路

マンションにおいては廊下・階段での話し声や靴音などが響きます。走ったり、大声を上げたりするのは避けましょう。特に深夜の帰宅の場合、注意が必要です。
ハイヒールやサンダル、下駄の音は反響してお休みの方の迷惑になります。外部鉄骨階段は特に音が響きますので、利用に際して注意が必要です。
また、火災・地震等の緊急時には、廊下や階段が大切な避難通路となります。自転車やベビーカー、店屋物の器などを置いておくと、美観上も好ましくない
ばかりでなく、避難のさまたげになります。廊下にある段ボールなどがいたずらで放火されるおそれがないとも言えません。普段から物を置かないように
心掛けてください。

バルコニー・専用庭

バルコニー・専用庭は、各住戸の区分所有者が専用使用できるマンションの唯一の屋外空間です。しかし、専用で使用できても、あくまでも共用部分ですので、
マンション全体の安全性や美観などを損なうことのないように管理規約で定めており、一定のルールのもとで使用することが必要になります(区分所有法-第30条)。

▶ バルコニー利用にあたっての注意事項
① マンションのバルコニーは大切な避難通路です。物干台、物置などの大きなものが置かれると、火災などが発生した場合に避難路を塞ぐことにもなり大変危険です。
管理規約や使用細則にもとづき、区分所有者や居住者に撤去を求める必要があります。  また植木鉢等の小さなものでも、避難通路を塞がないように、置く位置、
個数等に十分注意してください。  特に隣戸間の隔て板(パーテーション)は、火災など緊急の場合には、打ち破って隣へ避難する避難口の役目を果たしています。
この付近に物を置かないように注意しましょう。
② マンションでは小さな落下物でも大きな事故につながることがあります。物干竿や植木鉢などは、強風でも落ちることのないように気をつけましょう。
③ 水漏れも重要な問題です。植木鉢に多量の水をまいたり、洗濯水を流したり、幼児用のプールを設置したりすると階下の人の洗濯物を汚したりして迷惑をかける
ことがあります。また、バルコニーにいろいろな物を置くと、集中豪雨などの際の排水をさまたげることにもなりますので注意しましょう。
さらに、排水溝のゴミはこまめに掃除することも大切です(排水溝が詰まっていると、大雨の時に水があふれます)。
④ 手すりに布団を干すことについては転落事故などの危険防止上、また美観上から、特に高層マンションなどにおいて管理規約で制限しています。

▶ 専用庭の利用にあたっての注意事項
① 1階にお住まいの方はバルコニーの代わりに専用庭がある場合があります。専用庭も各階のバルコニーと同様で共用部分の専有使用スペースですから、物置や勉強部屋(簡易的なプレハブ等)を禁じられています。池を掘ることも禁物です。
② フェンス等についても共有部分です。勝手に塗装、改修はできません。修繕が必要な場合は、管理組合に相談しましょう。


ゴミの出し方でわかるマンションの品位

ゴミの出し方が悪いと清掃車が持って行かず、管理人がやり直したりすることも多く、大変な負担となります。また、収集日の前日に出すと、開閉式のゴミ置き場は
臭いが充満し、屋外開閉式のゴミ置き場は野良猫やカラスが袋を食い破り、生ゴミが散乱するなどマンションのイメージを著しく損ないます。
エントランスホールとゴミ置き場は、そのマンションのモラルを示す部分でもあります。

▶ ゴミの処理はきちんと
地域のルールで定められた収集方法、収集日に従い、一般的には、生ゴミや紙くずなどの「燃えるゴミ」と、ビニール、プラスチック、缶、
ビンなどの「燃えないゴミ」に区別して決まった曜日にきちんと出しましょう。 最近では地球規模での環境問題に関心が高まっていることに
伴い、さらに細かい分別収集に加え、古紙回収や缶やビンのリサイクルも広く実施されています。

駐車場

住戸数分の駐車スペースがないマンションでは、建物周辺や敷地内の空きスペースの違法駐車が問題です。事故のもとになるばかりではなく、緊急時に消防車や救急車、パトカーが通れないなどの大問題にもつながるので、決められた駐車場以外の勝手な駐車は絶対にやめましょう。

▶ 最低限確保したい来訪者スペース
違法駐車には訪問者の車もあります。マンションによっては、訪問者用の駐車場が定められていたり、訪問者用のワッペンを貼ることを義務づけていたりしますので、
ルールに従いましょう。また、郵便や宅配便等の業務用の来訪者スペースも、区分所有者間で協議して確保したいものです。

▶ 駐車場の使用料金は管理組合の重要な資金源
駐車場の使用料金は管理組合にとっては重要な資金源となっています。良好な管理を維持することを考えると、安すぎる使用料金は問題があります。管理組合では、
重要な資金源として考えた上での適正な使用料金を検討しましょう。また、自分のマンション内の駐車場が空いているのに、料金が安いなどの理由により、周辺にある
外の駐車場を借りることは、マンションの居住者としてはのぞましくありません。

駐輪所

1家族で複数の自転車等を所有しているケースが多く、全家族分の自転車等を停められるスペースがない場合が多いようです。あまり使用しないものや、子供の成長により不要になったもの、壊れているものは積極的に処分するようにしましょう。
十分な置き場がないために、共用の自転車を管理組合で常備するマンションの事例もあります。

▶ 自転車を放置しない
お手持ちの自転車やバイクは、決められた置き場にきちんと置くようにしましょう。放置されていると通行の邪魔になるだけではなく、美観上も好ましくありません。 特に子供の自転車や三輪車を自分の住戸の前や玄関前の共用廊下に置くことは絶対にやめましょう。通行や避難の時にさまたげになることも問題ですし、共用廊下の専用使用はルール違反です。

専有部分のトラブル防止のために 音には顔がある

コンクリートの建物は木造に比べ、音に対しては確かに遮音性が高いといえますが、上下左右に別の住戸が接していることから、トラブルはどうしても多くなります。
お互いに注意してトラブルを予防しましょう。 「音には顔がある」といわれるように、親しい人の音は気にならず、仲の悪い人の音は、ますます大きく聞こえるなど、
人の聴覚は多分に相対的なものです。音のトラブル防止には、下表の対策のほかに、近隣関係を良好にしておくことも大切です。

ペットは飼えますか

マンション生活で多いトラブルの一つがペットの飼育問題です。ペットの飼育についてはマンションの管理規約または使用細則に明記されています。
近年では、犬・猫などのペットに対する考え方も変わり、管理規約を改定して一部のペット(犬や猫などを含む)の飼育を容認したマンションも見られるようになって
きました。 しかし、好き嫌いの感情面での問題も伴いますし、飼い主には気にならない臭いの問題、動物の抜けた毛による排水管のつまりの問題など、様々な影響が
ありますので、マンションという共同生活の中でのペット問題は難しい問題です。ペットを飼育しようとする場合には、鳴き声や悪臭、足音などを十分に配慮して、
ルールを守りましょう。


漏水事故を防ぐために

マンションの床に使われているコンクリートは、防水処理をしていないと水を通してしまいます。マンションでは、床に防水を施してあるのは基本的に浴室だけなので、下の階への漏水には十分注意が必要です。

▶ 水漏れ事例
① 玄関、トイレの床を水洗いした場合
② 洗濯機の排水ホースが外れた場合
③ バルコニーや廊下を水洗いしたり、植木鉢に多量の水をまいたりした場合
④ バルコニーなどで夏場に子供が水遊びをした場合
⑤ エアコンの排水管(排水ドレン)のつなぎ目が外れた場合

水漏れしてしまった時は、すぐに原因となっている水を止めて、床にあふれている水をバスタオルやシーツ、新聞紙などで吸い取ります。フローリング仕上げの床は、
少し時間が経ってから下の階の天井にしみ出すおそれが高いので、必ず下の階の方と、管理人(管理会社)に知らせましょう。逆に、上の階からの漏水に気づいた時も、すぐに管理人(管理会社)と上の階の方に知らせましょう。

▶ 水漏れを防ぐ事前対策
もし、階下に漏水させた場合、階下の方に迷惑をかけるだけでなく、天井、たたみ、建具などの補修費や敷物、家具類などの損害賠償の負担をしなければなりません。
万が一の漏水などによる階下の方に損害を与えた場合を考えて、保険に加入しておくことをおすすめします。マンション生活を送る上での備えとなるでしょう。



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